貧乏楽団の逆転劇
隊長
隊長です。
先日の12月22日の日曜日
第58回有馬記念で一番人気のオルフェーヴルが
8馬身の差を付けて優勝したころ
NHKで『響け!歓喜の歌 “第九”に込めた思い』を放送していました。
番組ゲストのオペラ歌手の錦織健さんによると
ベートーベンの「交響曲第九番」
中でも合唱を伴って演奏される第四楽章「歓喜の歌」が
年末に歌われるのは日本だけとの事。
最近は、外国でもはやり始めてきているとも・・・
その「第九」に関する昔の番組として
2003年10月に放送された「プロジェクトX 挑戦者たち」の
『第九への果てなき道 ~貧乏楽団の逆転劇~』が再放送されていました。
内容は、
日本の年の瀬に演奏される「第九」。
その礎を築いた人々として群馬交響楽団を紹介。
荒廃した戦後の中
1945年に文化を通した復興を目指して「高崎市民オーケストラ」が創設。
1963年に現在の「群馬交響楽団」となり、現在も活動。
市民による地方管弦楽団の草分け的存在であると言われています。
しかし、
結成当初は、
メンバーや楽器も調達できず資金難に陥る貧乏楽団。
「このままでは潰れる・・・」と
最後の望みを「第九」の演奏会に託し様々な困難を乗り越え
昭和31年1月7日、群馬会館で
奇跡のコンサートを開き
群馬の夜に「歓喜の歌」を響かせた。
日本音楽界に今も語り継がれる群馬交響楽団の実話です。
夢をもち、あきらめず、続ける事で
市民を動かし文化をつくり出した「群響」の物語を
久しぶりに見て感じるものがあった週末でした。
また、
2003年の番組には、当時の
安藤製薬の安藤会長さんや
松井鉄鋼の松井会長さんのインタビュー
井上工業の井上房一郎翁にも触れていて
10年前を懐かしく思い出させてくれました。
2013/12/25