コンクリート実習
隊長
隊長です。
週末、群馬県小規模橋梁再生研究会の
コンクリート実習に参加してきました。
舌間先生のご協力で前橋工科大学の実験室をお借りして
また、コンクリート工学を学ぶ数名の学生さんまでお手伝いしてくれました。
実習は、
住友大阪セメントの方と鹿島道路の方の指導により
実際に自分達でコンクリートを練り混ぜ、
打設して、強度試験も行うハードなものでした。
超速硬コンクリートは、
25リッター用のハンディタイプのジェットパックを使用し、
練り混ぜ後、2時間20分で圧縮強度試験で39.2N/mm2も出ていました。
高流動性水中不分離モルタルのフィルコン300Wは、
練り混ぜたモルタルを水中に流し込んでも
材料が分離しないで、水も濁らず
pHも土木学会基準内。
河川内の下部工の補修に有効との事。
コンクリート床版の上面増厚で使用できる
土木用高耐久型エポキシ系接着剤のKSボンドは、
衝撃的な青色。
塗り残しは、すぐに分かってしまいます。
そんな中、隊長が一番気にいたのは、
無機系注入式アンカーのセメフォースアンカー!
コア穴充填用の注入モルタルで
硬化後は、躯体コンクリートと同様になり、
挙動や不燃性などの無機系の特長が発揮されるとの事。
一番良いのは、上向き施工でも液ダレしないことと
施工面が濡れていても施工が可能なところ。
大変勉強になりました。
講師の皆さんありがとうございました。
それと、
後片付けを愚痴ひとつ言わず、やってくれた
まだ夏休み中の学生諸君!ありがとう。
一生懸命勉強して優秀な土木技術者になってください。
2011/8/29
https://www.inouedoro.co.jp