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土木学会関東支部群馬会

隊長

隊長です。

今日は午前中から雨が降り出し
久しぶりに梅雨らしい天候となりました。

この雨で水不足の解消になれば良いと思いますが
舗装屋には厳しい雨で
片品村の現場は今朝から中止。
安中市内の現場も途中で中止となってしまいました。

工事の中止とは全く関係ありませんが
午後は群馬建設会館で開催された
土木学会関東支部群馬会の第25回通常総会に出席してきました。

群馬会の役員には、
群馬県建設業協会会長
前橋工科大学学長
群馬県県土整備部部長
国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所事務所長など
県内の土木業界のトップの方が名前を連ねていますが、
公務が重なり皆さん欠席でした。残念です。

でも、
総会後の講演会では
鹿島建設株式会社の須田久美子さんが
『ゼネコン女性総合職を例題に女性土木技術者の働き方を考える』と題し
講演をしてくださいました。

須田さんは、
「大きなものが造りたかった。」
「土木の縁の下の力持ち的なところが好き。」と言うことで
大学3年生の時、
大学の先生に無理やり頼み込んで
工事現場のアルバイトを探してもらい
サブコンの橋梁工事の現場で働いたとの事。
そこでの2ヵ月半の経験で現場の魅力にとりつかれ
ゼネコンに就職。

しかし、
入社後、希望はかなえられず研究分野に配属。二十数年移動なし。
その後、2年間、設計分野に移り
7年前にようやく現場に出ることが出来たとの事。

今は、
夫1人と子供2人の家庭を持ち
鹿島建設株式会社 東京土木支店
中央環状品川線JV
五反田出口工事事務所 副所長と言う肩書きで
東京のど真ん中で「現場」を担当する土木技術者です。

そんな須田さんの話はけっしてネガティブではなく
「会社が・・・」
「上司が・・・」
「夫が・・・」などの不満の言葉は一切なく、
その代わり
「やりにくい、大変だと感じるとしたら
 それは女性だからという理由ではなく
 一人の人間として未熟なせい。」とおっしゃっていました。

そして、
「子育てを通して地域社会と係り
 多くの制約条件を抱えて仕事を続けることで
 人間性が磨かれ、管理能力が養える。」
「先輩から頂いた恩は一人でも多くの後輩に返すことで
 ネットワークが広がっていく。」

最後に、
「夢をあきらめず、続けること。継続は力なり!」と結んでくれました。
素晴らしい講演でした。
ありがとうございました。

講演会場には、
群馬大学や群馬高専の女子学生
いわゆる「ドボジョ」もいたので、
井上道路の「どうろ娘」プロジェクトもあきらめず頑張ります。

継続は力なり!

2013/6/26