第7回井上工業株式会社債権者集会
隊長
隊長です。
今日は、東京の霞ヶ関へ。
平成20年10月16日に破産申請した
井上工業(株)の第7回債権者集会へ出席してきました。
東京家簡地裁合同庁舎で午後1時30分から開催。
裁判官と破産管財人、破産申請した弁護士が出席。
中村社長は初めて欠席し、
債権者の方は30名程度が出席していました。
破産管財人の綾克己弁護士が、
平成24年1月30日までの破産財団の状況を説明。
昨年12月中旬に2回目の中間配当を実施。
25%の配当で、1回目と合わせて計60%を配当済み。
9月以降の回収に関するの訴訟は、
建築工事の件で、10/21に和解し1億円回収。
前払い金の件で、12/27に和解し7900万円回収。
支店の家賃の件では、プロスGが破産し回収不可能。
これで回収関係は全て終了。
賠償責任については
架空増資に対する役員への1億8000万円の訴訟は、
裁判所の判決もあり
9/27に4名の役員と和解。
残り2名の役員からの控訴は12月末に棄却されたため、これで決定。
不当な貸付に対する役員への4億5000万円の訴訟は、
9/6に4名の役員と和解。
他の役員の一人は、破産申請済みであり支払い不能。
元社長に対しては、破産の申立てをし、1/5開始決定。
所在不明であるが
処分できる資産はないと思われるとのこと。
元社長の裁判が終われば、賠償責任の訴訟も終了となり
6月には、最後配当の手続きを行い
8月には、配当したいとのこと。
今のところ5%ほどとか・・・
これで、破産管財人の作業が全て終了するため
計算報告集会を
9月26日(水)13時30分から
今日と同じ場所で開催とのこと。
いよいよ
平成20年(フ)第19020号の事件の終わりが見えてきました。
2012/2/1