井上工業 第6回債権者集会
隊長
隊長です。
今日は、東京の霞ヶ関へ。
平成20年10月16日に破産申請した
井上工業(株)の第6回債権者集会へ出席してきました。
東京家簡地裁合同庁舎で午後1時30分から開催。
裁判官と破産管財人、破産申請した中村社長と弁護士。
そして、債権者の方40名程度が出席していました。
破産管財人の綾克己弁護士が、
平成23年8月26日までの収支計算書を説明。
今年1月より管財人口座の増額分は、2億9800万円との事。
工事代金の回収は、北幹金山やリベラが入金となり全て終了。
井上工業の役員に対する損害賠償の裁判について
第3者割当て増資の手数料支払いに関する訴訟の1億9000万円の件は、
中村社長らプロパーの役員に対しては、和解成立。
プロスGに対する不適切な貸付に関する訴訟の4億5000万円の件は、
3月25日に勝訴したが、その後控訴され継続中。
まだ裁判中のものがあるため財団を締めることが出来ないが、
この10月で破産申請から3年が経つことから
現在の残高22億93百万円から
15億5千万円(約24.8%)を中間配当する旨を裁判所と打ち合わせし、
11月末から12月初めに配当したとの事。
前回の中間配当(35%)と2回目の中間配当を合わせて約60%の配当。
破産申請の事件として異常なほど高配当ではないだろうか?
本当に破産する必要があったのか疑問である。
破産管財人には、残りの裁判を速やかに解決していただき
事件を終了していただきたい。
次回の債権者集会は、2012年2月1日(水)13:30から同所で開催との事。
2011/9/7
https://www.inouedoro.co.jp